マーケティングのはなし その9
バブル景気の中での「セービング」のリニュアルはまさに、EDLP(エブリデー・ロー・プライス)をめざすダイエーの執念といえるでしょう。
偶然にもバブル景気は崩壊したが、「セービング」の品質、価格が消費者に改めて見直される機会となったのです。
「セービング」が一つのブランドとして認知を得るようになったと思われる要因について考えてみると、おおよそ次のことがいえるでしょう。
(1)価格の徹底した差別化NBに比べて、40%~50%以上の価格安が消費者にインパクトを与え、新たなマーケットを掘り起こしたといえます。
従来のPBは、NB価格差15%~25%、場合によって30%くらいであったが、この価格差ではNBからPBへのブランドスイッチは起こっても、NBプラスPBのトータル売上げは増えにくい。
(2)品質レベルの徹底したチエック消費者、品質管理専門家によるNBとの品質差など、商品の化学的、感覚的の両面からのチェックの実施。
(3)売り場との連動の徹底PB商品については広告宣伝費をかけないため、売り場は最良の広告媒体という認識で、政策的に売り場、商品のフェイスを拡大する。
店の販売担当者の売る意欲を高めるなど。
(4)パブリシティなどを活用したブランドの認知促進などです。
特に、(1)が成功の大きな要因といえるでしょう。