マーケティングのはなし その5
一九九一年(平成三年)三月、ダイエーは新しいパッケージデザインによって「セービング」を再スタートさせました。
その再スタートは、新しいデザイン・ロゴマークだけでなく商品の中身そのものの見直しも同時に行われたのです。
その見直しのポイントは、
(1)トレード・オフ手法ではなく、商品の絞り込みなどによるマスマーチャンダイジングによつて低価格を実現する。
即ち、簡易包装など商品の品質・機能などに直接影響しない場合を除いて、基本的にNB商品に比べて品質は同等以上とし、価格はNB商品の30%以上安、あるいはNB商品の特売価格を下回ることを基本的な考え方とした。
(2)一品一品ごとに、消費者の参画などによって商品テストを実施して、商品の仕様の再点検を行う。
(3)従来からの販売実績の悪い商品は、基準を設定し、その基準をクリアする見込みのない商品は消費者二iズが見込めないものとしてカットする。
などです。
その結果、見直し前に四八四品目あった「セービング」は、絞り込まれて約半分の二五八品目で、新たなスタートを切ったのです。